ペンギン
ペンギンブックスのデザイン、いいですね。
無駄がなくて洗練されていて、どことなく愛嬌もある。
なにしろ、ペンギンブックスって会社名がかわいい。
いろいろと見聞きするに、この美しいペンギンブックスのデザインを確立したのは、
こちらのヤン・チヒョルトさん。
デザインについてかなり厳格な方だったそうで、
1960年代に数年間ペンギンブックスの仕事をされていたそうです。
「アイデア」という日本のデザイン専門誌でもかつて特集されていましたが、
今のようにPCでのデザイン作業ではなく活版の時代ですから、
チヒョルトさんの下で働いていた方たちは相当苦労されたんだと容易に想像できますね。
その後、彼が離れたペンギンブックスは、一時デザインのクオリティが下がってしまったこともあったようですが、
チヒョルトの教えを見直した若手デザイナーたちが奮起し、
今もこうして素敵なデザインの本を世に出し続けているわけです。
時代や流行を越えて、良いものは受け継がれていくものですね。